今年も介護の標準化を図り、どの事業所においても同等のサービスが提供できるように2019年度OCSA研修がスタートしました。
OCSA(オクサ)とは
「当たり前の介護を当たり前に行えること」をコンセプトに、倫理的配慮、接遇、知識、技術の向上により「介護の標準化」を図ることを主な目的とした客観的な介護技術評価ツールです。
OCSA研修は全4章あり、「0章:介護のはじめ」「1章:食事介助」「2章:入浴介助」「3章:排泄介助」が約半年かけて行われ、その後3ヶ月かけて振り返りチェックが行われます。
撮影日の5月24日は、「0章:介護のはじめ」が行われました。
〜車いす介助の実践の様子〜
介助するスキル向上はもちろん、ご利用者さんの目線になることで、新たに気づくこともあります。
〜手引き歩行介助の実践の様子〜
〜下肢装具の着脱介助の実践の様子〜
マスク装着時のポイントや、手袋を外す際の手順など、基本の介護技術も抜かりなく学びます。
〜立ち上がりの基本について〜
「みなさん、額を指で押されられると、すごく立ちにくいってご存知でしたか?」
人は椅子から立ち上がる時、重心を前に移動しながら足で床を蹴って立ちます。
なので、指で頭をおさえられると重心が移動できず、立てなくなるのです。
そういった知識も入れることで、よりご利用者さんの介助に役立てる事が出来ます。
今年のOCSA研修の受講者数は前年度778名(延べ人数)よりも増加し、1046名(延べ人数)になる予定です。
これからもOCSA研修を継続し、介護の質の向上・底上げを行い、どの施設でも通用する介護技術を身につけられるよう、取り組んでいきます。