OCSAとは
OCSAは"当たり前の介護を当たり前に行えること"をコンセプトとし、倫理的配慮、接遇、知識・技術の向上により"介護の標準化"を図ることを主な目的とした客観的な介護技術評価ツール。OCSAの開発には、介護士以外にも医師、歯科医師、看護師、理学・作業療法士、歯科衛生士、管理栄養士等が参加し、多職種の視点から介護技術を構造化したものである。3つの基本理念「潜在力を引き出す支援」「科学的根拠」「思いやりの心」をもとにマニュアル作成を行っている。介護士としての技術向上のみでなく、社会人としてのマナー(倫理的配慮)をより重視した内容となっており、介護士のみでなく、全職種にとって必要となる内容が組み込まれている。
豊和グループにおけるOCSAの位置づけ
OCSAは、介護部職員の教育にとどまらず、豊和グループ全職員の教育の根幹となるシステムになりつつある。「当たり前のことを当たり前に行えること」をモットーにしており、言い換えれば、豊和グループ職員としてできなくてはならない最低水準を明確化したものである。
OCSAの活用について
OCSAの活用に当たっては、画一的な方法を推奨し、昨今注目を浴びている個別ケアを否定するものではない。"介護の標準化"というベースラインを定めたものであることから、その内容を十分に理解したうえで、数ある選択肢の中の一つとしてOCSAの方法を活用されることが望まれる。また豊和グループ全体として質的向上を図るためには、どのような教育が必要か、現時点でどこに問題があるかという点を常に考えることが重要となる。
共に働く職員間におけるコミュニケーションも業務遂行にあたっては、重要な要素であり、良いチームワークの中にこそ、良い介護が作り出せる。感謝の気持ちを言葉として伝えるといった社会人としての基本もOCSAを通じて理解を深めることが必要となります。今後も定期的にOCSA研修を開催し、ご利用者の皆さまに信頼していただけるサービスを提供し続けて参ります!