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【自宅で介護#11】むくみ対策

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今回はむくみ対策をご紹介します。

むくみとは

むくみは簡単に言うと、指でむくんだ箇所を押したときに凹んだ箇所が戻らないのがむくみと言います。

このむくみは足だけで無く、手、顔、上まぶた、背中などにも出ることがあります。

高齢者の場合、なんらかの病気によって引き起こされることがあるため注意が必要です。

むくみはなぜ起こるのか?

それは、体の中にある水分が原因なんです
!

私たちの体重の約60%を水分が占めています。40%は細胞内、20%は細胞外の水分です。細胞外の水分のうち5%は血液、15%は間質液と呼ばれる、細胞と細胞のすきまを埋める水分です。むくみはこの間質液が大きく影響します。

心臓から送り出された血液は、毛細血管まで行くと栄養を含んだ水分が血管の外へ染み出し細胞へ。また、細胞内に生じた老廃物が毛細血管へ吸収され、水分量が一定に保たれます。

何らかの原因で染み出す量が多くなると、間質液が必要以上に増加し、皮膚の下に水が溜まって膨張し、むくみが起こります。

むくみの原因

原因①加齢による心肺機能の低下
心肺機能が低下し、全身に血液を送る力が弱くなり、むくみが起こります。

原因②手足の冷え、運動不足による筋力の低下
手足が冷えたり、運動不足などで筋力が低下すると、手や足先の血液を心臓に向かって押し戻すことが出来ず、むくみが発生します。

原因③腎臓病
腎臓がうまく機能しないことでむくみが出来やすくなります。
腎臓病の中でも特に症状が出やすいのが慢性腎炎、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群などです。むくみと合わせて、短期間での血圧上昇、血尿や濁りなど尿の異変、乏尿(ぼうにょう)などが起こることがあります。

原因④心臓病
心臓に異常があるとむくみが出来やすくなります。心臓病の中でも特にむくみの症状が出やすいのが、心不全、心筋梗塞、狭心症などです。
むくみと合わせて、少し動いただけで息切れがする、動悸がずっと続く、胸に違和感があるなどが起こることがあります。


むくみの予防対策

対策①水分補給
水分補給をし、尿意を我慢せず、排出するようにしましょう。

水分を補給し、老廃物を体外へ排出することはむくみ対策の基本です。

対策②心肺機能を向上させる
心肺機能を向上させるために適度な運動が有効です。

豊和グループが配信しているユーチューブ動画「高齢者運動」などを参考に普段から運動を行うようにしましょう。特にかかと上げ運動などでふくらはぎの筋肉をつけると循環が良くなり、むくみ予防につながります。

心疾患のある方は無理の無いように注意しながら運動を行ってください。

対策③手足を冷やさない
靴下を履くなど冷え対策を行うことで血行を良くしましょう。

対策④バランスの取れた食事をする
塩分を取りすぎると、水分が体から排出されず、体内に溜まってしまいむくみが起こります。

むくみの解消にはいも類、豆類、キノコ類、青魚などのカリウムを多く含んでいるものがおすすめです。

腎臓機能に問題がある方は担当医の指示に従ってカリウムの摂取を制限するようにしましょう。

むくみの解消方法

解消方法①血液を心臓に戻す
昼寝をするまたは一時的にまくらやクッションなどを使って手や足などむくんだ部位を心臓より高くあげることで血液を心臓に戻します。

心疾患のある方は急に血液を戻さないように注意しながら行ってください。

解消方法②お風呂または足湯に入りながらマッサージをすると良くなります。
入浴が難しい方は足湯や蒸しタオルなどで温めてマッサージをすると効果的です。マッサージは足先から足裏、ふくらはぎからひざの裏までをゆっくりと指圧します。
最後にふくらはぎをほどよい力加減で揉みあげてください。

解消方法③病院に行く
病院ではむくみに対して利尿剤などの薬で改善を行いますが、副作用などもありますので、医師や薬剤師と相談してみてください。