今回は脳卒中発症時の症状と対応方法をご紹介します!
脳卒中は症状の出方に差があり、バットで頭を殴られたような頭痛や意識消失など、症状が強く出る場合と症状の出方が小さく、発症に気づきにくい場合があります。症状が軽くても、後に深刻な状態になり、障害が残る可能性があるので注意してください。
脳卒中を判断するポイント「FAST」について
FASTのF
Fはフェイス顔のFです。顔の片方だけが垂れ下がっているように見える。笑顔を作っても片方の口角が上がらない。このような場合はすぐに救急要請をしましょう。
FASTのA
Aはアーム腕のAです。両腕を体の前に出して目を閉じる。片方の腕が徐々に下がる、または片方の腕だけが上がらない。このような場合もすぐに救急要請をしましょう。
FASTのS
Sはスピーチ話のSです。会話がうまく成立しない。ろれつが回らない。このような場合もすぐに救急要請をしましょう。
FASTのT
Tはタイム時間のTです。血管の詰まりは早期発見なら取り除くことができ、後遺症の状態に大きな影響があります。症状に気づいたら、一刻も早く救急車で専門病院へ行きましょう。
救急隊を呼ぶときに伝える3つのポイント
3つのポイントを伝えれば迅速に対応してもらえます。
1、症状
症状が出始めた時刻、どのような症状が出たか。
2、薬
お薬手帳または、服薬内容を記載したものを渡す。
3、持病
どんな持病があるか?元々不自由なところがあればどこか?
脳卒中は、がん、心臓病に次いで日本における死因の第3位であり、「寝たきりになる原因」の3割近くが脳卒中などの脳血管疾患です。今日お伝えしたFASTを忘れず迅速に対応するようにしましょう!
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