今回は、拘縮予防!ご家族でもできる簡単下半身のストレッチ4選をご紹介します。
ストレッチの注意点
①反動をつけて行わず、 痛みのない範囲で行ってください。
②炎症や皮下出血防止のため指先に力を入れず、手のひら全体で掴むようにして行ってください。
③相手が痛みの表情を出す手前ぐらいまで、ストレッチしてください。
④感触的には動かす関節周りの筋肉が少し張るぐらいまでがベストです。
ストレッチのおすすめ時間
①体が温まっているお風呂上がり
②運動の前後
③体が疲れている時
④体が動きにくいからこその起床時
※食後は消化のために内臓に血液が 集中するためストレッチは控えてください。
ストレッチを始める前に
ストレッチは20秒〜30秒伸ばした状態を維持してください。
ストレッチをしてもらう人の呼吸が止まらないように、呼吸を促しましょう。
20秒〜30秒たったらゆっくりと関節を戻して、少し休ませてください これを2セット繰り返します。
足首とふくらはぎのストレッチ(1'32)
ふくらはぎ周りの筋肉を刺激して、血流を良くするためのストレッチです。
①足首のストレッチ
②ふくらはぎのストレッチ
POINT
踵を包むように持ち、腕の力ではなく、体全体でストレッチする。
ふくらはぎの筋肉をストレッチしたい場合は、ひざが伸びた状態で行う。
ひざのストレッチ(1'59)
寝たきりの方はひざが曲げにくくなります。
痛みのない範囲で行いましょう。
POINT
相手のひざの裏に手を添え、足の重みを支えた状態で行う。
股関節のストレッチ(2'14)
股関節は曲げる・伸ばす・開くなど、様々な方向に動く関節です。
様々な方向に動かしましょう。
①股関節を曲げる方向のストレッチ
②股関節を外に開く方向のストレッチ
POINT
腕全体を使って、相手の足を支える。
人工関節の手術を行っている場合は脱臼に注意し、深く曲げない。
体幹のストレッチ(2'39)
体の中心のストレッチです。
体を大きく動かしますので、無理のない範囲で行ってください。
POINT
体がついてきてしまう場合は肩に軽く触れ、体の回転を抑える。
まとめ
①無理のない範囲で安全に行うこと
②習慣化して継続すること
③自信がない場合は専門家に相談する
本人やご家族に「自分で体を動かせるように」「自分で歩けるように」などの思いがある場合は、プロのリハビリ以外にもご家族でできることにも取り組み、目標に向かって習慣化し、無理のない範囲で継続して行きましょう!
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