転倒予防は介護予防!高齢者の転倒予防7選! - HOWAGROUP:医療 介護 福祉の豊和グループ

転倒予防は介護予防!高齢者の転倒予防7選!

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10月10日は転倒予防の日ということで、10月10日を前に高齢者の転倒予防について考えてみたいと思います。

高齢者の転倒は介護が必要になる主な原因の1つ。
認知症、脳血管疾患 (脳卒中)、高齢による衰弱に続いて「骨折・転倒」が4番目の多さになっています(厚生労働省 令和元年国民生活基礎調査調べ)。

転倒によるけがは「頭」「顔・首」の「擦過傷、挫傷、打撲傷」が多くなっていますが、次いで「脚・足」の「骨折」も多く、骨折をした場合は要入院となる高齢者が76%に上るなど、転倒事故によって寝たきりや長期入院など深刻な状況を引き起こすことが分かっています。

「10月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-[PDF:581KB]」(消費者庁)(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_040/assets/consumer_safety_cms204_201008_01.pdf)を加工して作成

高齢者の転倒事故が多い場所ランキングTOP5

東京消防庁によると、高齢者の転倒事故のおよそ6割が住み慣れた自宅で発生しています。

段差につまずく、階段を踏み忘れる、手すりにつかまり忘れる、浴室で滑るなどによって転倒事故が起こっています。身近な場所に転倒リスクがあると意識し、生活環境を再確認するなど、万が一、転倒しても大けがに至らない工夫をするようにしましょう。

参考:「東京消防庁」緊急搬送データからみる高齢者の事故~日常生活での高齢者の事故を防ぐために~(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/202009/kkhansoudeta.html

高齢者の転倒原因

・筋力の衰え

・平衡感覚の低下

・視力や視認性の低下

・病気や薬の副作用によるふらつき

高齢者は身体機能の低下や病気などにより、つまずいたり滑ったりして転びやすくなります。
日頃から可能な限り身体を動かし、身体機能の維持に努めましょう。

高齢者の転倒予防7選

・適度な運動を続け、身体機能の低下を防ぐ

(↓関連記事では簡単に行える高齢者運動をご紹介していますので、ご覧ください)

・浴室や脱衣所には、滑り止めマットを敷く

・ベッドから起き上がるときや体勢を変えるときは慎重にする

・段差のあるところや階段、玄関には、手すりや滑り止めを設置する

・電源コードが通り道にこないように、電気製品を置く

・床に物を置かない

・自分にあった靴・スリッパを履く

(転倒しないための高齢者向けの靴も販売されています。詳しくは介護と福祉のお店ほうわにご相談ください。)

高齢者の転倒は、心身の状態を把握し、対策をしっかりと行うことで回避できる可能性が高まります。
改めて、このブログをきっかけに、習慣や環境を見直してみてください。
転倒予防は介護予防!みなさんの毎日が健康で元気でありますように!

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