高齢になると舌や口の周り、首などの筋肉が衰え食事がしにくくなってくるんですよね。
通常食道に行くべき飲食物が、誤って気管へと入り込んでしまうと
食べ物やだ液に含まれる細菌が原因で、肺炎を引き起こす危険性もあります。

そんな時は、食事前の簡単な嚥下（えんげ）リハビリ体操を行いましょう！
肩・首・口の筋肉をリラックスさせて、食事しやすくする体操です。
毎回、食事前に5分程度行うようにしましょう。

大きく息を吸って、ゆっくりと吐きます。（3回）

①上下に首をゆっくり曲げます。（各3回）

②左右に首をゆっくり倒します。（各3回）

③大きくゆっくり首を回します。（各3回）

①肩をすくめて、下ろします。（3回）

②肩を大きく回します。（前後3回）

①「パパパパパ」　唇を閉じて食べこぼさない体操
唇に力をいれましょう

②「タタタタタ」　食べ物を押しつぶす・飲み込む体操
舌の先に力をいれましょう

③「カカカカカ」　食べ物を食道へ運ぶ体操
喉の奥から発音しましょう

④「ラララララ」　食べ物を飲み込みやすくする体操
舌の先をしっかりとあげましょう

⑤「パタカラ、パタカラ・・・」（5回）
最後に連続でパタカラを5回言ってみましょう

大きく息を吸って、ゆっくりと吐きます。（3回）

これで簡単な嚥下リハビリ体操は終了！
食事はゆっくり、よく噛んで食べましょうね。

大切なのは無理せず、毎日継続すること！
食事前の準備体操だと思って、無理や痛みのない範囲で楽しみながら行いましょう。
ご家族の方も一緒にしていただけると続けやすいですね♪